異なる教え、作り話、切りのない系図【1分で読めるマナメール第157号】

マナメール

テモテへの手紙一1章3-7節
牧師がまず人々によく教えなければならないことは何でしょうか?異なる教えに逸れていかないようにすることです。テモテはパウロの後継者の牧師としてエフェソにとどまっていました。そのテモテに対する最初の指示は、異なる教えを説いてはならないと命じることでした。異なる教えは異端か、そうでなくてもパウロが教えたこととなじまない教えです。指導者や教会ごとに与えられている恵み、召命、啓示、ビジョン、コアバリューなどは異なります。その教会にいるからには、神が立てた指導者の権威を重んじ、その教えることに「アーメン」である必要があるのです。そこから逸れるようなことを説くことは神に反しており、愛ではありません。作り話は、嘘の陰謀論、都市伝説の類です。切りのない系図は、聖書にある人名や数字などの瑣末な情報にこだわりすぎることです。そういうものは、信仰を育むことなく、無意味な詮索を引き起こします。無駄な労力を使わせて、実を結ばなくさせるのです。聖書研究に熱心になるのは良いですが、様々な情報を収集するあまり、自分を人より知識ある者、教師と自認して高ぶって、指導者と張り合うようなことのないようにしましょう。異なる教えを禁じることは、権威主義でも自由を奪うことでもなく、その教会で教えられている御言葉にとどまることで、清い心、正しい良心、純真な信仰から生じる愛を育むためなのです。

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