使徒言行録22章17-21節
使徒パウロは、もともと伝道者として全く用いられていませんでした。何がきっかけで変わったのでしょうか?出ていくことによってです。主はパウロに幻の中で、急いでエルサレムから出ていけと命じられました。「私についてあなたが証しすることを、人々が受け入れないからである」というのが理由です。神様はパウロの賜物を埋もれさせたくありませんでした。でも、それではまるで敗北者のようではないでしょうか?決してそんなことはありませんでした。主はユダヤ人の代わりに、パウロの証しを受け入れる異邦人のためにパウロを遣わされます。ユダヤ人のためにはすでに、ヤコブやペトロといった人々が遣わされており、もう十分でした。パウロはユダヤ人の間から出ていき、異邦人のために遣わされることで、世界宣教の使徒として用いられました。誰のために遣わされるかは、自分で決めるものではなく、このように主がはっきりと御声をもって教えてくださるものです。あなたが遣わされているのは誰のためでしょうか?神様に聞いてみましょう。
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