権威を行使する責任【1分で読めるマナメール第184号】

マナメール

マタイによる福音書27章15-26節
権威者は、責任を持って権威を行使しなければ、御心を行うことはできません。ピラトはイエス様を釈放すべきだと知っていました。ところが、ピラトは自らの権威を行使せずに、祭りの慣習を利用してイエス様を釈放する方を選ばせようと誘導しようとしました。イエス様を釈放したかったけれども、責任を負ってユダヤ人に恨まれたくなかったからです。しかし、それではうまくいきません。ユダヤ人がバラバを釈放する方を選んだので、イエス様を十字架につけなければならなくなりました。それでもピラトはイエス様を十字架につけることについて責任を負いたくなかったので、今度は水で手を洗ってみせました。とにかく、責任を負いたくないので、権威を行使せずに、人々の要求に押されるまま、正しいお方を十字架につけてしまったのです。そこで、ピラトはイエス様を十字架にかけた人物として使徒信条でずっとその責任を追及され続けることになります。権威者は責任を逃れようとしても無理です。神の子として権威を行使するという責任を果たしましょう。そうすれば、神様が後のことを引き受けて良くしてくださいます。

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